田島小学校歌舞伎体験レクチャー 平成23年度
●平成23年10月30日 南会津町立 田島小学校第3学年 学習発表会 歌舞伎「寿曾我対面」 ●
福島県会津田島の夏のお祭り田島祇園祭。八百余年の伝統あるこの祭りの花形、子供屋台歌舞伎。
少子化の影響もあり年々、歌舞伎の担い手が減っている現状だそうです。地元の子供たちに田島祇園祭屋台歌舞伎公演に興味を持ってもらい、次の担い手を育てる目的で、南会津町立 田島小学校の3年生全員を対象にプロを指導者に招いての歌舞伎体験レクチャーが企画されました。
演目は「寿曾我対面(ことぶきそがのたいめん)」
。役者はもちろん道具作りから音楽に至るまで、鳴りもの、三味線、附け打ち、大道具、小道具、後見、みんながそれぞれの役割を受け持ち、一つの歌舞伎公演を作り上げました。トラパルからは代表入井が附け打ち指導、大道具数名が大道具製作の指導をさせて頂きました。たくさんの子供たちが地元の伝統芸能に興味を持ち、担い手となってもらえたらと思います。
公演終了後舞台上で
*子供屋台歌舞伎とは*
会津田島祇園祭では、江戸時代末から明治初期にかけて屋台上で子供歌舞伎が上演されていましたが「 学制 」の制定等により禁止され、昭和25年から約10年程は地元青年会により演じられていました。
その後は、しばらく途絶えていましたが、屋台歌舞伎の伝統と子供歌舞伎の希少性から復活させようという機運が高まり、平成6年に約120年振りに復活し、今は4演目(時津風日の出の松、絵本太功記十段目、一谷嫩軍記、南山義民の碑)を上演。現在は、屋台上での上演にとどまらず県内外で公演を果たしており、全国的知名度を誇る郷土芸能の代表となっています。 平成23年からは歌舞伎の指導に講師を招き、大人歌舞伎も上演する事となりました。
田島小学校第3学年 歌舞伎「寿曾我対面」 アルバム(写真クリックで画像拡大)
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